屋久杉三昧、三日目




昨日の教訓を生かし、4:30起床、すぐにバスに乗り登山口に向かいます。到着するも、まだ辺りは真っ暗です。皆さん、ライトを装備して出発して行きますが、行き当たりばったりな私は当然装備なし。しかも、皆さん本格的な登山装備。ジーパンでお気軽な格好なのは私一人です。一抹の不安がよぎるものの、なるがままよで、僅かに明るくなりかけた6:00頃まで待ち、出発。往復22kmの登山がはじまります。前半はトロッコ線路上を歩いて行く為、思ったほど大変ではありません。が、後半は怒涛の山登りです。息も絶え絶え、やっとの思いで到着。所要時間5時間、憧れの縄文杉に御対面です。でーんと大地に立つ姿はえもしれぬオーラを放ち、神々しさを感じます。また、何千年もの時を数えたその御姿は仙人を彷彿させます。しばし、感無量で凝視しました。そして、惜しみつつも下山です。途中には、大王杉、夫婦杉、三代杉、ウィルソン株など、巨木、老木がずらり。また、一時期の大量伐採によって切り出された巨大な株がごろごろころがっています。へたすれば縄文杉よりでかいのでは?と思われる物もあり、人間の身勝手さを、恥ずかしく思いつつ山を後にしました。登山口にたどり着くと16:00。これほど長時間の山登りは初めてです。膝は笑笑状態。明日はまともに歩けるのだろうか?
一枚目の写真は「大王杉」、二枚目は「縄文杉」と拝む青年(私も、思わず拝でいました)、三枚目は朽ちた切り株の上に新たな生命が。
本日の走行距離56km/5289km

やってもうた屋久島二日目




さて、本日は5:00に起床し、気合満々待ちに待った縄文杉との御対面に向かう・・・・・はずでした。自然保護の為、登山道入り口まで自家用車で行く事が出来ず、必ず途中から専用のバスを利用するしか一般的には入山できません。しかも、そのバスの最終便が6:00です。その事を確認せずに意気揚々バス停に6:20に到着。誰もいない・・・。管理をしている方が「今日は終わったよ。」と一言。こんな早朝に本日の計画が早くも終焉を迎えるとは・・・。愕然とし気が遠のきます。気が遠のいたついでに、その場で寝る事にしました。
気がつくと10時をまわってます。本日はのんびりと屋久島を一周する事に決め車を走らせます。野生の猿との遭遇、美しい滝、そして海。いたる所で楽しませてくれる屋久島、あっぱれです。そして、昨夜お世話になった屋久島の方宅を再訪し、ずうずうしくも夕食を御馳走になり、おまけに明日のお弁当まで作って頂きました。感謝至極です。お礼にと言ってはなんですが、妊娠8か月の奥様に向けての胎教プチライブを贈ります。そして、ヒーリングシンギングボウル。奥様は鳴らした事があるらしく、自ら我が子に向けよい音を奏でてました。またの再会を願いつつ永田の町を後にしました。
明日はなんとしてでもと言う事で、バス停そばの駐車場で寝ます。それにしても、まるで街灯無し、人け無し、時折得体の知れぬ獣の声?、そしてフクロウが「ホーホー」。漆黒の闇の中見上げると満天の星空、美しすぎる・・・。
本日の走行距離180km/5233km

後光の差す屋久島





朝7時、鹿児島発のフェリーに揺られる事4時間、屋久島に上陸です。まずは白谷雲水峡へと。明日の縄文杉に会いに行く為のウォーミングアップのつもりで行ったのですが、たっぷり5時間のトレッキングです。すでに膝は笑い音を上げる寸前です。(こんな事で明日10時間歩けるのだろうか?と一抹の不安が・・・)歩き始めると、なんだか甲高い鳴き声が。屋久鹿のお出迎えです。野生のシカの凛々しさが素敵です。そして、「もののけ姫」のモチーフになったという苔と巨木の森に。静まり返った森に緑色の絨毯がなんとも神秘的です。そこから小一時間の急こう配を喘ぎながら登り太鼓岩に着いてみると、すごすぎです。巨大な一枚岩の眼下に広がる大パノラマ、口半空き状態で放心状態です。今まで見た景色の中でこれほど感動した事は無かったかも。写真で上手く伝わらないのが残念です。下山し、移動中には素晴らしい夕焼けが。どこまで美しいのか屋久島・・・。
その後、山口でお世話になった、おかさんの御紹介で、屋久島在住の夫妻宅におじゃまさせて頂きました。御友人家族もいらっしゃり、和気あいあい、楽器好きのお父さん方とのセッション。そして、またしてもシンギングボールと。楽しい夜は更けていきます。
本日の走行距離124km/5053km

高千穂三昧



本日は福岡のライブでもお世話になった、高千穂在住の「みかんさん」の御尽力により高千穂三昧な一日を堪能させて頂く事ができました。まずは、「がんばろう高千穂!復興焼き肉まつり」というイベントへのライブ演奏での参加です。町内の皆さんに暖かく迎えられ、楽しく演奏させて頂きました。また、おいしい宮崎高千穂牛をお腹いっぱい御馳走になり、至福のひとときです。
そして、観光です。まずは高千穂峡、神秘的で美しい渓谷は、まるで仙人が住んでいるかのような想像力を掻き立てられ、目を奪われます。次は、高千穂神社に参拝。ここには知る人ぞ知るパワースポットの一角があり、この手の物をあまり感じた事がない私にも、「ぞわぞわ」と感じる物があり、なんだかパワーをがっつり頂いてしまったような・・・・。不思議な体験です。続いて、荒立神社。こちらは芸能関係に御利益があるらしく、ここぞとばかりに神頼みです。そして、おみくじなど引いてみますとみごと「大吉」!!「凶」「大凶」を引く事を得意としていた私でしたが、ここぞの「大吉」。我ながらあっぱれです。そして、天岩戸神社です。御神域にある、天照皇大神が引きこもった岩戸、八百萬(やおよろず)の神々が大宴会を開いた天安河原、神話の現場を興味深く堪能しました。前回時間がなく果たせなかった高千穂めぐり、たっぷりと楽しませて頂きました。本当にありがとうございました。
夜は延岡に住んでいる親族に御厄介になりました。おいしいお寿司を御馳走になり、お風呂に入りさっぱり。明日の朝までに鹿児島に行く為、しばしふかふかの布団での仮眠。お弁当まで持たせて頂き、送り出して頂きました。感謝、感謝でございます。
本日は鹿児島まで一気に走ります。そして、あこがれの縄文杉に会いに屋久島に渡ります。
本日の走行距離257km/4939km

宮崎のなが〜い一日


本日は宮崎です。比較的早めに営業が終了した為、近場の温泉に入り仮眠室で熟睡です。本日は22:00スタートのライブですから、時間があります。今後回る放送局のリストアップなど、雑多な事務作業を進めておきました。そしてライブ、今回も暖かく迎え入れて頂き、感謝の念にたえません。気がつけば午前様目前、明日に備え50kmほど車を進めます。さすがに眠いです。一瞬にして熟睡できそうです。
今日は写真を撮っていない事に気が付き、宮崎を離れる直前にあわてて撮った南国らしい中央分離帯です。ん〜微妙だ。
本日の走行距離139km/4682km

是非!一度は「元湯」


全国温泉は星の数ほどありますが、まつはし一押しは人吉温泉「元湯」。前回の旅で虜になり、今回も密かに再訪を企んでいました。「いい!!」前回も書きましたが、中央に風呂桶ただ一つ、以上。この潔さ、そして泉質も、つるつる絶品。一緒に入った方々と話しましたが、皆さんべた褒めです。様々な効能もぴか一だそうです。死ぬ前に一度訪れるよう強力にお勧めします。
観光は、知覧特攻平和会館に行って来ました。太平洋戦争末期、主に陸軍特別攻撃隊の基地になった場所です。中に展示してあった、二人の音大出身の学徒動員特攻隊員が、出撃前夜に学校に赴き「月光」を弾いたピアノに、胸をつまらせました。平和な時代に生まれ、自由に楽器を演奏できる幸せを噛みしめ、今宵も気持ちを込め音を紡いでまいります。
本日のライブは友人から紹介して頂いたライブ居酒屋に飛び込みで御厄介に。快く演奏させて頂き食事まで頂いた上に、他のライブバーを紹介して頂き、ライブはしごです。こちらのお店でも温かく迎え入れて頂き、感謝三昧の鹿児島の夜となりました。
本日の走行距離289km/4543km

おしゃれさん、熊本城


長崎から熊本へはフェリー移動が吉です。かなりショートカット出来るうえに料金もお安い。(1000円)しかし、日頃の疲れが溜ってきたのか爆睡し、景色を楽しむ間もなく到着。
営業が思ったより早く終わったため、熊本城に登城です。熊本城というと真っ黒なイメージだったのですが、要所要所に白がアクセントになり、かなりのおしゃれさんです。姫路城は修復中で天守閣に入れなかったのですが、今回は天守閣最上階まで登ります。天下人になった気分で見下ろす熊本市、くるしゅうない。しかし、この気分を味わうために毎度階段を登るのかと思うと気が滅入ります。当時のお殿様も、めんどくさがって本丸御殿あたりに引きこもり、盆暮れ位しか、この景色を楽しまなかったであろうと、確信を持ち、城を後にしました。
実演販売も前回に引き続き、興味を持って聴いて下さる方もいて、お買い上げいただけました。相変わらず相性の良い熊本に感謝です。
本日の走行距離105km/4254km