阿波シャッフル

 「音楽と踊り」昔から音有る所に踊り有り、踊りが有る所に音楽が有ります。
 前々から感じていたことですが、音楽をやっているのに、何も踊れない自分に疑問を持っていました。そんな折、高円寺阿波踊り参加の機会を得て、「人として踊りくらい踊っとけ!」と自分を叱咤し思い切って参加することにしました。
しかし、踊りなど小学校のフォークダンス以来です。自分のセンスの無さに四苦八苦し「器械体操みたいだ」と言われながらも練習をして昨日なんとか本番当日を迎えることが出来ました。
 当日、連(阿波踊りをするグループ)の衣装を着て、「我ながらなかなか粋だな」などと悦に入りながら高円寺に着いてみると、ものすんごい人手。道という道は人々で溢れ、(なんでもギャラリーの数は本場徳島よりも多いそうです)参加する連も70を超えます。そこかしこで鳴り物の阿波シャッフルの轟音と人々の熱気で、テンションと緊張感が一気にマックスです。なんだか無我夢中に踊りまくり、経験したことの無い大量の汗をかき、息も絶え絶え、げろを吐きそうなくらいの疲労感の中(年のせいか?)なんとか踊り切ることが出来ました。
 阿波踊りと言うと、独特のジャパニーズシャッフルを思い浮かべますが、けっこう16ビート系のストレートフィールのリズムも多いのに驚きました。(個人的にはシャッフル系が、ぽくて好きです)本場徳島から参加の連とか、高円寺の実力派の連とかは、さすがに感動を覚える迫力と美しさ、創意工夫のリズム、振り付けがあり、阿波踊りの奥深さを思い知らされました。(でも個人的には、オーソドックスな女踊りの、ろうそくのような?しなやかさと美しさが好きです)
 長くなりましたが、「同じあほなら踊りゃなそん!そん!」の意味を痛いほど噛み締めた夜にばんざい!(なんのこちゃ?)