コウノトリの舞う日本へ


本日は、兵庫県京都府日本海側の放送局を回りつつ鳥取県に入りました。途中で豊岡市を通った時に、コウノトリ公園に行ってみました。かつては全国の野山に生息していたコウノトリですが、乱獲、環境汚染などにより一時は絶滅しました。しかし、豊岡市のみなさんの献身的な取り組みにより、少しずつですが自然繁殖するようになって来ているようです。COP10が始まるこのタイミングに、生物の多様性のかけがえなさを再認識する良い機会です。保護区一帯はいわゆる「美しい日本の里山」という感じです。コウノトリでなくとも住みたくなります。実際、歩いているとトンボ、バッタ、カエル、ヘビなどなど、うようよいて、楽しくなってきます。いつの日か、全国のいたる場所でコウノトリが羽ばたく光景が見られるようになる事を願いやみません。写真は柵で保護された中にいたコウノトリですが、現地では一般の田んぼにも普通にコウノトリが舞い降りていました。キュンとくる光景でした。
今回も道の駅を利用しての車中泊で旅を続けている為、風呂はその土地の温泉を日替わりで楽しんでいます。今日の温泉は、なんでも高台にある露天風呂が売りのようで、受付でお金を払って入ると、階段が。「ほほう、そういう事ね」と思いながら登っていく・・・登っていく・・・まだ登る・・・結局、78段の階段が。息を切らせて待望の露天風呂へと。昼間は美しい山々が見渡せる絶景だそうですが、今は夜。周りが町並みならば夜景も乙でしょうが、山=光が無い=真っ暗。茫然と天を仰ぐと、そこにはうす雲に見え隠れする、おぼろ月。これはこれで、いとをかし。文字どおり天は見放さなかったようです。
本日の走行距離271km/2621km